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ども。SENOです。

とあるベビーマッサージ(?)を施術してたNPO団体のトップが逮捕されたそうで。
アレです、ズ⚪︎ズ⚪︎体操だか運動だかのアレですよ。
画像検索すると、大変恐ろしい状態になってる赤さんが山ほど出てきますね。

で、だ。
それに対するネット上の世間の声を見ると、半数くらいは親を非難してるんですよね。

そこに関してちょっと思うところがあるので、書いてみた日記でございますよ。
興味のある方だけ「つづきはくらい」からどうぞ。


拍手[4回]




てなわけで。

「普通に考えれば分かることなのに、そんなところに頼む親がバカ」

とか

「親がどうかしてる」

とか。

そういうこと言う人たちってのは、子供育てたことないんかなー、と思うわけですが。
いやね。ある意味正しいですよ。
「どうかしてる」
ってのは。
子育て、特に乳幼児期っていうのは、冷静な判断がしづらくなる時期ですんでね。
なんたって

・産後すぐから細切れ睡眠orほとんど寝られなくて慢性的な睡眠不足

・完全母乳なら、毎日数百mlの献血と同じレベルで体力奪われる

・完全ミルクでも、数時間起きに昼夜問わずの授乳

・夫が育児に理解がなければ、求められる完璧な家事

・そうじゃなくても、子供が寝てる隙にしか家事ができないストレス

・さらに、子供が泣けば中断させられる精神的ストレス

・いつ泣き出すか分からない緊張

・子供が起きてれば、さらに動き始めてるなら目が離せず、ずっと子供の相手

・日々ストレス溜まるのに、解消できる嗜好品(酒・カフェイン・タバコなど)は摂取できず、趣味をやる暇などない

・季節と子供の月齢によっては、生後1ヶ月を過ぎてもなかなか外に出られない。

・出れたとしても体力勝負

などなど…

とにかく精神的にも肉体的にも余裕があまりもてない状態にさらされ続けます。


これってさあ。カルト教団が信者を洗脳する時の手段と同じ状態なんですよ。
精神的・肉体的に追い詰まったところで、新しい価値観を植え付けられると、それが真実としか思えなくなっちゃう、みたいなさ。

だからある意味、「母親」ほど洗脳しやすいものはないわけです。

ましてや、世の中育児情報が氾濫していて、どれが正しくてどれが間違ってるのかなんてわからないんですわ。
もはや育児教って言ってもいいくらい、いろんな事が推奨されては「〜でなければならない」と押し付けられ、そして衰退しては新たな事をまた推奨されての繰り返しです。

実際、昔は常識とされていたやり方が、今では否定されてるようなことが山ほどあります。

昭和30年〜40年頃は、母乳育児は否定され、ミルクが至高と言われてました。
が、それから20〜30年経つと、今度は母乳育児が至高と言われ、「生後3日は、赤子は飲まず食わずでも大丈夫」と言って、母乳が出なくてもミルクを足したり糖水飲ませるようなこともほとんどさせないのが主流になりました。
ところがどっこい、現在では母乳は最初は出ないのは当たり前とし、生後全く水分がとれないのは危険という論文が出て、それほど母乳が飲めてない場合はミルクを足すようになっています。

また、ほんの10年ほど前までは、沐浴後または入浴後に白湯を飲ませるとか、離乳食は生後3ヶ月から果汁を飲ませると母子手帳にも書いてあったのですが、いまはそれらは「取れるはずの栄養が十分取れなくなるから」という理由で否定され、入浴後は母乳かミルクを与えることになっていますし、離乳食は5ヶ月から開始するとなっています。

これらはほんの一例ですが、今正しいと言われている事だって、10年経ったら否定されることもありうるわけです。

特別、ネットなどで情報を探しに行かなくても、周りの人たちからだけでも、子育て指南は年代に寄って言うことがバラバラ、育児雑誌や育児書だって微妙に主張が違う(てか雑誌は特に広告に寄りがちなこと言いますよね)、あげく関わった医師・助産師・看護師だって、人に寄って言うことが違う。
こーいう環境に常にいるわけだから、もう何が正しくて何が間違ってるのかわからなくなります。
で、分からなくなると、こんどは迷走し始めるんですよ、コレが。

件の団体は、「子育て支援」を掲げたNPOだったわけでしょう?
NPOってことは、国がお墨付き与えたと思っても仕方ないですよ。
そういうところでやってることなら、そりゃあいいんだろうと。
特に障害児や病気もちの子供をもってたら、藁にもすがる思いで行きますよ。

科学的根拠が〜とか言いますが、一体どれたけのことを科学的・医学的に証明できるのか、またそういう文献にたどり着けるのか、ちょっと調べた位じゃ無理なんですよ。
だって、版を押したように同じ話が出てくるんだから。

一例をあげましょう。
うちの地域で育児支援のボランティア団体が主催したとある講習会。
元保育園園長で、乳幼児期脳科学を勉強した学者さんを師事し、そこで学んだことを講習して広めてるひとが講師でした。
で、赤子の睡眠時間について、22時〜翌2時は成長ホルモンが活発に分泌され、発達へのいい影響があるから、この時間までに寝かせろ、と言うわけです。
んで、この話はもう育児書なんかでは常識レベルで、ネットで検索しても同じ話が出てくるでしょう。

ですが。

先日のEテレ「すくすく子育て」という番組で、小児科医師が
「実は成長ホルモンは入眠後2時間くらいしてから出てくる。だから、何時に寝てても関係ない。それより、トータルで十分な睡眠時間が取れているかの方が重要」
って言ってるんですよね。

もはや、「あなたはどっちを信じますか!?」って感じじゃないですか、コレ。

どっちが正しいのか、両方の主張が載った文献を探すってどうしたらいいんですかね?
そして、主張が違う話の文献をいちいち探して判断しろと言うんですかね?

そんな暇があるなら寝てるわい!

…まあ、それはそれとして。

常識的にかんがえればわかる、とかも聞きますが、国家資格とおってきた整体師のすることだって、「えええ、こんなに捻るの!?」みたいな施術ってあるじゃないですか。
アレと同じで、「プロには素人が分からないやり方とかあるんだろう」と思うのが普通です。
プロかどうか、そこまで疑うんなら最初からやらないでしょ。


まあ、とどのつまり、施術受けちゃった親は責められないって話です。
今の母親は、自分から積極的に動かなければ、支援すらも受けられないし、届かない構造になってます。
お節介な近所のおばちゃんがいなくなったからね;
旦那はまだまだ育児参加とは言えないレベルの人は多いわけだし。
下手すると、育児の相談相手にすらなってくれないし。
そんな中で、追い詰められて目にしたものにすがっても仕方ないです。

そして、赤さんが不調になったり、あげく亡くなってしまったりした親御さんは、きっとずっと自分を責めてるだろうなあと思います。
責めるべきは、そのNPO代表なんだけどね。
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