カルラ30周年記念イベントレポ

はいどーも、ご無沙汰しております。SENOです。
前回のブログで「書く」と言ってたことが放置になってますが; 今回は旬というか、あまり間も開けられないのでとっととアップします。

本誌をご覧になってた方はご存知かと思いますが、先日東京カルチャーカルチャーにてカルラ舞う30周年イベントというのが催されました。

で。夜だけど日曜だし。旦那いるし。ってことで、旦那に娘を任せて、行ってきましたよ!
記念グッズがあるってゆーんじゃ、行くしかないでしょう!
出産して初めての夜のお出かけですがな。



なお、めっちゃ長いので、[つづきはこちら]からどうぞ

当日、開場5分前位に現地到着。
すでに20人くらい並んでたんだけど、入場は整理番号順。しかし、並んでる人は整理番号順で並んでるようには見えない。
でも、とりあえず後ろについて、スタッフが出てくるのを待つ。

…10分ほどそのまま放置。
正直どうなるかと思いましたわ;

整理番号順に呼ばれて入場。

さて、私的には座る場所はちょっと重要でした。
古くからうちのサイトを見ていただいてる方はご存知でしょうが、実はワタクシ御大に面が割れております。
というのも、このサイトが出来た当初、掲示板でアシさん主催のイベント告知があったり、そしてそれに参加してたり、コミケに御大がいらしてたりとかしてたもので;
なので、こそっと見て帰るのに、できるだけ目が合わないような、壇上からは顔がわからないような席に座りたかったんですよ。
…東京カルチャーカルチャーのサイトで座席マップ見て貰えばわかりますが、死角がない作りになってるんですよ…。
まあ、なんとかバレてなさそうなところに席をゲットできました。

しかし、席を探しているうちに、記念グッズで限定になってるものは買い逃しました。とほほ。

記念グッズは

カルラ通信(冊子版)特別号
缶バッチ
缶バッチフルセット(数量限定)
ポストカード
手ぬぐい

秋田で出してるスマホケース(予約するとサイン入りでお届け)

サイン入り単行本

…かな?
カルラ通信は各テーブルにセットしてあったので、余分に欲しい人用ですね。

で、物販の売り子さん…
着物でメガネの楚々とした奥様…って、御大の奥様じゃないですかい!
会場で何人気づいたか…いやいや、多分ここまで来るようなファンなら絶対みんな気づいてると思うw

そして東京カルチャーカルチャーは、飲食しながらイベントを観れるのがウリなのですが。

まさか、カルラオリジナルメニューがあるとは思いませんでしたよ!



剣持の焼き鳥
走れ!近江の牛蒡星
舞子のマグナムポテト
鬼礫術揚げたと寄せ!

そして裏メニューの翔ちゃんの「カッパ」
会場のレギュラーメニューに隠れてるとの事なんですが、
多分、ピリ辛たたきキュウリかと思われます。

で、これらのメニューを頼むと、そのメニューのキャラのカードがもらえるんですよね。
でもね、1人で行っちゃあね、全部頼むのは無理ですがね(;_;)



なので、兄さんの揚げたこ寄せだけ食べてきました。
ボリュームあったよー。お腹いっぱいだったよー。
あ、ちなみに写真の縦横が違うのはご愛嬌で。PCじゃないから結構面倒なんですよ…。

さらに今回は酒含むすべてのドリンクが飲み放題!
しかも、御大が数種の日本酒とワインを持ち込んで、これも飲み放題!

授乳が未だ終わっていない私は涙を呑む…(T_T)
ノンアルビールばかり飲んできましたよ。チクショウ。
呑む人と一緒なら、一口くらいもらうのに…。

そういや、1歳過ぎくらいの小さいお子様もいたので、なんだそれなら旦那も娘も連れて来れば良かった!と思いましたよ。
いやまあ、アニメ奈良編がアレなのはともかく;
他には、家族連れや夫婦らしき方々もチラホラ。
男性はだいたいうちのサイトでは1割くらいの比率だったんですが、結構居ましたね。
3割くらいはいたかな?
全体で100人はいないかなー位の人数でしたかね。


さて、そうこうするうちに開演時間が。

開演時の音楽がサーおどろおどろしくて、これから稲川淳二の怖い話始まるのかと思ったよ!www

しかも音楽なり終わってからみなさま登場。

猪俣プロデューサー・御大・石山監督・音楽担当三井さん

の順で登場。
みなさまで揃ったところで乾杯となったんですが。

MCさんが、「じゃあ編集長お願いします」とか言ってて、は?編集長?って思ってたら、
物販のブースにいて客誘導とかしてたおじさまが壇上に上がり

「ボニータの編集長横山です」

ちょっっっ!まっっっっ!!
さっき普通にアンケート渡しちゃったよ!フライングで!!

何気に大物がスタッフにいるこのイベント、気が抜けませんw

なお、アンケートについては後述します。

乾杯のあと、壇上の4人で思い出トーク開始。



プロデューサー猪俣さんの話から

88年に奈良編アニメは劇場公開になったわけですが。
もともと「女子高生が怨霊退治する話は売れる」と思っていて、たまたまカルラを読んだらドンピシャだったので、アニメ化したいと思ったそうな。
当初はOVAでの企画だったそう。

そこから、企画の話を聞いて当時どうでしたか、と御大が聞かれる。

御大曰く、企画が上がっても消えるものも多いから、と当時の編集さんに言われてそのつもりでいたら、あれよあれよと決まって行ってびっくりしてたそう。

次に、音楽の三井さんの話。
もともと仏像は好きだったそう。
そして、監督と相談して、科学っぽいイメージで作ることになったと。
しかし、当時は今のような機材もないし、苦労してシーケンサーでなんとか作り上げたとのこと。

最後に監督の話。
本格的に怖いてアニメは当時はなかなかなく、もともとホラー映画が大好きで怖がらせるようなものをやりたいと思ってて、カルラに惹かれて作ったそう。

それぞれの話はこんなところかな。かなりザックリですが、そこはご勘弁を。

さて、その後御大が、このイベントの経緯を話してたんですが。
実は、もともとアニメのDVDを作りたいね、というところから話が始まったそう。
しかし、権利会社が次々と潰れ、廃盤になり、原盤も移っていくうちに行方不明になってしまったそうな。
まあ、多分捨てられたんでしょう、とのこと。
なので、アニメをDVDに落としてみんなで見ながら飲み会しよう、という話になったと。

ということで、このイベントは大規模な飲み会だったらしいですww

この後、奈良編の上映会が開始。
なんと、壇上の4人がコメントしながら見るという、なんとも贅沢な鑑賞会。

OPの題字や文字(あれもスタッフロールというんですかね?)は、なんと監督のお母上が書かれたものだそうな。

途中、プロデューサーが御大に「舞台を奈良に選んだ理由は?」と聞くものの、御大は剣持登場シーンに魅入ってて話を聞いてないw

「いや、剣持かっこいいよね」(by 御大)

なお、理由は蘇我入鹿からと朱雀門の再建計画を聞いたからだそうな。

他にも、猪俣さんが
「初めて見て気分悪くなった方、楽屋を休憩所として開放しますんで、ご遠慮なくどうぞ」
と仰るw
まさかの楽屋開放wwww

他にも色々と喋ってらっしゃったんですが、特に監督と三井さんの声がぼそぼそで、何を言ってるのかわからない;
そもそも、みんな画面に見入っております;;www

そうしてるうちに上映終了。

プロデューサーや監督曰く、今じゃできない表現ばかりだそうな。
例えば、光の点滅とか、体の欠損、大量の血も今じゃできない表現だそうで。

御大「漫画も今はあの表現では書けないですね」
監督「原作通りです」

ここで定番の「怖い話」

昔ほん怖にも載ってたけど、アニメスタッフが作業やってる頃に、車でとある家に突っ込んで事故ったら、それが塩沢邸だったとか。
あと、電気系統はだいたい原因不明で問題が起きるとか。

監督「描いてる方は何もないですか?」
御大「ないですよ。…うそだけど」

ここでまさかの「極楽りんご」ネタwwww何人がわかるんだ、これwwwww

さて、ここまでで一旦休憩。
壇上の皆さんが楽屋に引っ込みます。

後半は、事前に回収したアンケートの質問に答える形でのトークショー。

MCはカルカルのスタッフさん。
そして、御大と横山編集長が壇上に。



ちなみにこのアンケート。私はとにかくアニメの権利関係がどうなってるのか知りたくて、その質問をしたのですが、アンケート用紙に「描いたらスタッフに渡してね」と書いてあったので、開演前に早々に書いて、編集長に渡しちゃったんですよ…。
そしたら、私が渡したことで「アンケートってどうするの?」と他のスタッフに聞いてた編集長。かーらーの、スタッフの「休憩中に回収します」となりまして、なおかつ、トークショー前に早々に質問の答えが出ちゃったもんだから、しまったーー!となっていた私…。とほほ。

このアンケート、読まれた人は御大の原画がもらえたのです。
まあ、目立ちたくなかったので別にいいんですが;


各質問は以下の通り

Q1
長く連載して、どの話がお気に入りですか?または描くのが苦労した話は?

A1
熊野編。
3回描いたところでサスペを追い出され、続きを書くことになった時には設定が変わっていたので、うまくつなげるのに苦労した


Q2
特徴のあるキャラが多いが、どんな時に思いつくのですか?

A2
シナリオ書いて、ネーム描いてる時
また、名前は身近な人からもらうことが多く、アニメに出てきた朱雀門再建の施工会社の「保坂組」も知り合いから名前をもらった


Q3
カルラの特徴として、土地の力を借りるなどがあるが、その着想はどこから?

A3
飛騨編をやるにあたって色々調べていた時から。


Q4
御大は女性から見てかっこいい女の子のキャラを描いているが、女性キャラを描く時のこだわりは?

A4
昔はとにかくかっこいい女性を描きたかった。

舞子には、大学時代の後輩がモデルで名前ももらったが、チョキ・裏チョキなども、その彼女がしていた。
翔子は高校の時、ああいう髪型をしている女子がおり、ミステリアスだったのでモデルにした。

剣持のモデルはいないが、名前は「剣を持って司る」から



※Q&Aの途中ですが、次、次の質問はカプファンには重要です!


Q5
剣持と翔子は結婚するの?
近江と舞子はそろそろくっついてもいいのでは?

A5
マズイでしょ!言っていいの?
非常に答えづらい質問。

実は、熊野編で最終回のつもりだった。
なので、そういう部分の設定も考えてたが、もう違っちゃったので使えなくなった。
今後もこれからまた変わっていくと思う。

※個人的には、幻の設定、知りたいですw


Q6
錦織の「もったいない」はどういう意味?

A6
実は原作では錦織は言ってない。
原作では教え長が言ってる。
教え長は昔から剣持を知っているから、綺麗な顔がもったいないと思ったのでは。


Q7
カルラ神にしたのは何故?

A7
ボニータ本誌8月号の付録雑誌のインタビューで答えてるので…w

ガルーダがかっこいいなあと思って。


Q8
御大と奥様の馴れ初めは?

A8
アニメの試写会を、東京・大阪・福岡でやってたのだが、北海道の人が「こっちでもやってくれ」と言ってきて、そのファンサークルのようなものの代表が妻だった。

MCから続けて「この人と決めたポイントは?」と質問が出るものの、奥様のバッテンジェスチャーが出たので答えられなくなった御大w


Q9
日本酒で一番好きなのはなんですか?

A9
何番目に呑むかとか、季節で変わるから答えにくい。


Q10
DVD化はしないの?

A10
(前述にあるように)原盤がないから無理。

会場から「既存のテープから起こしては?」との声が上がるが、御大曰く「それをデジタルリマスター化するのに膨大な金額がかかるから現実的ではない」とのこと。

※LDならデジタルですけどね…とか内心思った私。奈良編はLD出てたかなあ?仙台編は世間に埋もれてる筈。


Q11
実写化したら、希望の役者さんはいますか?

A11
実は円谷プロで実写化の企画もあった。
昔エコエコアザラクが実写TV化され、その後番組での企画だったが、猟奇殺人などの影響でエコエコ自体が潰れたために流れた。

特にキャストイメージはない。


Q12
見えないものに興味をもったキッカケは?

A12
夢のない答えになるが、ハロウィンから依頼があったからw


Q13
キャラが勝手に動いて困ったことは?

A13
いつものことなので特に困ってない。
動きたいように動いてもらっている。

※…てことは、翔ちゃんと白妙は…クッ!(つへ<)



ここまででタイムリミットとなり、トークショーは終了となりました。

この後、参加者プレゼントということで、アンケートを読まれた方、そして入場時にもらった缶バッチが梵字の方に原画のプレゼントが配られました。

そして、最後の締めくくり。

御大は、30年前の今日、今頃は締め切り前で、背景をやっている頃で、砕破とか鏡破とかの背景を考えてた頃だと仰ってました。
技の時の背景は、どうしようか困っていたらしいw

そして、一本締めをしてイベントは終了となりました。

そしてこの後、二次会があるというアナウンス。

さすが飲み会…二次会まであるんかい;

すっっっごい迷ったんですが、この時点で終了予定を30分オーバーし、時間は夜の9時。
色々と時間がずれ込んでるし、一旦落ち着いて始まるのは9時半は過ぎるな、そしてそこから1時間では終わらないだろうから、多分終了は11時になるなと予測する私。
(ツイッターでレポを検索したら案の定、二次会はそれくらいに終わったっぽい)
旦那に相談のメールを送ってみるも返信なし…てことは、寝かしつけ途中で返信できないのかもしれない、と思うと、勝手に遅くなるのもなんだし、初めて夜いない状態だから、娘も寝ぐずってるかもだし…と色々考えて諦めました。

そしたら、単純にメール気づいてなくて、しかも娘も起きてたよ!帰宅時にまだ!チクショウ!


さて、それでは戦利品の数々。



物販は最初の方に書きましたが、私が手に入れてきたのはこれ位。
キャンパスパネルとかスマホケースとかは会場で予約するとサイン入りが送られてくるとのことでしたが、これは申し込まず。



手ぬぐいは、端の方が処理してなかったので、ほんとにもう額に入れて飾っとけなシロモノでしたw

あとはポスカとかおまけカード



それと、会場で配られた冊子の「カルラ通信特別号」からのネタを一つ。

実は千景ばっちゃんの若い頃の話の構想もあったそうです。しかし、舞台を戦時中にしてしまったため、年齢が合わなくなってしまうのでお蔵入りになったそうな。
ほんとに読みたかったわ、その話…!
てか、姉妹も1学年しか進んでないし、ほとんど時間止まってるんだから、戦時中を舞台にしてもいいのでは!?ダメ?
まあ、作品初期にはなかった携帯・スマホが、今出てるしなあ…姉妹もろとも「全部まだ昭和の話」にするのは無理かー。チェッ。

それと、本編の次の舞台は滋賀県だそうな。
早く始まらないかしら~。楽しみです。

とまあ、ほんとに長くなりましたが、イベレポでした!


最後にイベントに関してのツイッターのまとめをリンクしときます。

『永久保貴一 「変幻退魔夜行カルラ舞う！」シリーズ連載30周年記念トークイベント』 #カルラ舞う - Togetterまとめ

私が書いてない事なども載ってるので、ご参照下さいませ。