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ドラマでは「開腹してみたら新たな問題がみつかった!」とか「容態が急変した!」とかしょっちゅうあるわけですが、その度にドキドキする家族も大変なもんです。
病院からの電話は結構恐怖の対象ですよ。
医龍を見る視点が変わりそうです・・・。

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さて。
午前中に通っている医者に行き、病院へ行くまでに2時間ほど時間が余るので新しく出来たネットカフェへ。

このネットカフェがまたすっごいんですけど、それは本筋と関係ないのでカット(爆)またいずれ他の機会にでも。
とりあえず、「午前中医者→午後病院」のルートがあるうちは通うわ、私。ってくらいの凄さです(笑)


ほんでまあ、いつも通りにICUに面会へ。

・・・・・・。



・・・・・・・・・・・なんか、再手術前より状態が悪そうに見えるんですが?(@Д@;;;



うわぁ、輸血パック2つも消費してるー!(それだけ出血があったのか?)
呼吸器ついたまんまーー!(なので喋れない親。肺の状態に問題が!?)
顔赤い・・・アッ、良く見たら氷枕・・・って高熱ーー!!(触った感じでは確実に38.5度は超えてる。それ以前に前回も前々回の手術でも、風邪ひいても高熱だしたことない人なのに!?)
うわあぁ、鼻の管からなにか赤黒いものが出てきてるぅーー!(これ、肺に繋がっててたまった水とかじゃ!?)

ひぃやあぁぁーーー!(心の声)

顔には出せないけど、内心動揺しまくり。
この時点では「何が起こったか」を理解してなかったので、なんでこんな状態になってるのかさっぱりわからないので余計恐い。
そしてこの状態で一番恐いのが感染症です。肺炎になったら一発で危篤です。
そして親にはその危険性が高くなる要因があります。・・・そう、タバコ。
前回、CCUからなかなか出られなかった理由が、入院直前までやめられなかったタバコの為に、肺の機能が悪く回復が遅れた、というのがありました。
今回はさすがにタバコはやめてましたが、代わりにネオシーダーというタバコ型の喉の薬を吸ってました。
もしかすると、それでもダメだったのか・・・!と思いました。呼吸器系にも問題が出たのかと。

普通は患者を安心させるのに、何か声をかけるべきなんですが、こんなんなので担当医の説明があるまで、私も親に何も言えません。
むしろ私の不安が親に伝わって、親が読み取って私を心配するうぅぅー!(>□<)
・・・な状況で動揺を抑えつつもじりじりと担当医を待つ。

15分くらい待ちましたかね。
やっと担当医K田先生登場。
術式以外の状況説明は、どうやら執刀医ではなく助手的な若い医者がするようです。電話もこの先生から来ます。
医龍で言うなら第一助手をやった時の外山か一番弟子の伊集院でしょうか。
K田先生、マスクでいつも顔が半分かくれてますが、目と眉はきれいな形をしたイケメンです。手はガレッジセールのゴリ並に毛深いけど。
・・・かなりどうでもいい話ですね(爆)

さて、朝方起こった事からの説明が始まりました。
まず、しょっちゅう血液検査してたのだが、貧血傾向がどんどん進んでいたとのこと。
つまり、どこかからの出血が疑われた、と。
手術創を見ると、腹部に張りが見られたので、手術した血管からの出血を疑い、その場で開腹。
しかし、血管からの出血は認められない。
そして腹部周辺を丹念に見てわかったのが、腹部筋肉周囲の血管から出血して、腹膜に血が溜まっていたんだそうな。
その場で、即処置。
輸血もして、その後貧血も回復した、とのことでした。

・・・うん、こんなの寝ぼけた頭に電話でじゃ理解できっこねぇわ(爆)

しかし、それだけじゃ納得できない部分がいくつかあるので質問攻めをする。

Q.呼吸器は?
→A.今回のように、すぐ麻酔をかけて切開しなければならない事があった時に即時対応できるようにするため(麻酔をかけると呼吸が浅くなって危険な為、呼吸器は必須)安全を考慮して、このまま様子をみたから
Q.鼻から出てるものは・・・?
→A.胃へのチューブ。どうしてもなんらかの物質(胃液とか)が出るため、それで嘔吐して吐瀉物が肺に入るのを防ぐ為、鼻から排出させている。(色が赤黒いのは、恐らく絶食状態で胃液は出てるので胃壁が荒れて出血してるのではないかと勝手に思った私)
Q.前回も前々回の手術でも風邪でも出さない人が熱が出てるんですが・・・
→A.術後に熱を出すのはよくあること。処置をしても1週間も続くようなら他の要因を疑うが、今の段階では心配ない。

結局呼吸器に問題はない、とのことで・・・安心しました_| ̄|○;;
見た目はアレですが、数値的には回復傾向にあるとのことでしたし。
このまま様子を見て、大丈夫そうなら明日の午後に一般病棟に帰る事も考えてると。
一般病棟が視野に入るなら安心です。

「・・・ってことだってさ。あとは気持ちだけでも身体に『治れー』って気合い入れるんだ!早く回復すればその分早く寿司食えるよ、寿司!」
と親に声をかける私。・・・K田先生にちょっと笑われました(爆)

そして一通りの説明も終わったので担当医退場。
熱が出てて、しかも喋れない人相手にめったやたらに話し掛けても疲れさせるだけなんで、一言二言声をかけて帰ろうとしたら看護士さんに
「あ、K田がまだ話があるそうなのでもう少しお待ち下さい」
と止められる(爆)
何かと思ったら、措置の為の開腹に対して「説明を受けて承諾しました」という承諾書へのサインと捺印を求められた。
「事後承諾で申し訳ないんですけど」
って言われたけど、その状態で承諾書とれるの待ってるわけにもいかないだろ(^_^;)
4時半に電話してきたのも、9時に来いっつーたのも、その為だったのか、と(爆)
外科は訴訟問題も多いだけに、そういった書類の作成が必要なのはわかるけども。
事後でも充分な説明と、事態に最善を尽くしてくれれば文句の言い様がないのが私らの立場。むしろ感謝するくらいなのでは。
全く、国とか国絡みのところが説明責任を果たさないからいちいちこんなことが必要に(-_-;)

余談ですが。
何か病気や怪我をして、その病院に入院しかつその担当医療チームに当るのは一つの運命。
そして、その医療チームを信頼して命を預けるのはこちらにも責任があること。
不信感があるなら担当を変えてもらうなり、転院なども視野に入れることも必要。
緊急で選択の余地がなくとも、「力及ばす」になったとしても、それは結果であり結論。
予期せぬ事、というのは常にありうるわけですから。
最善を尽くした上で出た結果に、原因を追求するのは後学に必要でも、「たられば」で責任を追求することに意味があるとは思えません。
(血液製剤等は「最善を尽くした」現状ではないと思うので、今からでも最善尽くせよと思いますが)
だから医療関係者には最善を尽くしてくれることだけを求めます。あ、説明責任も含めてですが。

そういう意味では、今の病院は非常によく出来た病院だと思います。
スタッフにも充分休暇をとらせているようなので、疲れてイライラしてるスタッフなんて一人もいないしね。
信頼できる病院に入れたというのはラッキーでした。
ただ、「患者・家族に余計な動揺を与えず、かつ難しい医療用語をわかりやすく変換して説明」をルールとしているのか、この病院は説明する時に執刀医から麻酔医までどいつもこいつもたどたどしい説明になってるんですが(爆)逆に「何を隠してるんだよ!」って思うからヤメレ(笑)


・・・余談が長くなりました。
閑話休題。

結局、翌日9時に一般病棟に戻るかICUで様子見かの連絡をもらうことになりました。
まあ、どっちにしても行く時間はこちらはほぼ同じなんですが。
それまでにまた電話がなければ順調ってことです。
ええ、何ごともなく、予定通り9時に電話を受け、結局ICUからまだ出られないとのことだったんで、16時に行ったんですけどね。

今回は命に別状はなくとも、どうにもジェットコースター展開のようですよ?
「恐ッ」と「ホッ」が交互に来ます。
・・・・まだ「恐ッ」は終わりませんでしたよ・・・。


しかし、今日はここで終わります(爆)
気付いたらすげぇ時間になってました・・・。寝ます。
続きはまた!
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