今月のカルラ(2010年12月号)

お待ちいただいてる皆さま、お待たせしました。
今月の例のレビューですw

しかし、先にお詫びしておきます。
今月はネタとしては豊富なんですが、いかんせん、仕事で頭がいっぱいでうまくレビューに頭が回りません…。
あっさり風味、または辛らつな言葉が並ぶ可能性がありますが、ご了承のうえ、ご覧いただければと思います。


では、今月もネタバレ全開でまいります。

今月はなんといっても、しょっぱなっからコレでしょう。


白妙、アメリカで治療。


「このままレギュラー化!?」とも思われていましたが。
「もうアメリカで治療しにいけばいいよ」とかレビューで言ってたような気がしますがw

まさかほんとに行くとはwwwwwww

そして、経緯が「数千人の命が彼のおかげで救われたことが認められ、国の援助で高度先進医療を受けられることになった」とか言うんですが。

あの。
呪法、世間的には超能力といったようなもので、非科学的とされる世界の話で、国が認めるんですか?そこ。
内調が暗躍してても、認めますか?国が。官僚が。
なんというファンタスジックな国だよwwwwww
そこでそれ認めるなら、呪殺を殺人として法規的に捌ける法律改正しろよ、ニホンwwww

とかいう設定へのツッコミはさておき。

空港で別れ際の翔ちゃんがなー。なんかやっぱり色々と納得いかないー。
最初はなんか、「別れる寂しさ」の表情がなく、ただ「がんばれ」
で、相変わらずキスをせまる白妙に「こんなところでっ」と頬染めて諌める翔ちゃん。
問題はその後だ。
ちょっと切なそうな顔で
「治ってちゃんと帰ってきたら」


・・・帰ってきたらなんだ!?

操でも捧げる気か、おい!!
…とツッコミたくなるシーンだったんですが、その後の白妙の反応が、もう性欲を目の前にぶら下がったニンジンにされてる男そのもの;
そこでさらりと笑顔で「うん」という翔子さん。

体を汚さず、男を操って頑張る気にさせる作戦ですか、翔子さん!?

まったくもって、翔子さんの考えてることがわかりません(爆)
結局あなたは白妙が好きなの?同情なの?


さて。話は変わって、今回のストーリー展開。
飛騨とか幻術控とかから、過去の話をひっぱってきて、経験による彼らの思考・思想というのが非常によく表現されています。

具体的に言うと、飛騨で殺人(はばん衆とか僧正とか)を犯している近江なわけですが、その過去ゆえに、先月の舞子さんのプロポーズもどきを悩んでいるww
「この僧正を殺したこぶしで、子供たちに武術を教えるなど許されるのか」と。

そして剣持さん。
呪詛返しの依頼を受けて、近江とともに依頼者のもとへ。
呪詛をかけたのが女子高校生らしいと探り当てて、そこに返すのかと尋ねる近江。しかし、剣持さんは自分が赤ん坊の時に、両親は呪術を受けて死んだ、たとえ女子供だろうが呪いを行った者には呪いを返すと答える。

さらにもう一つ。
白妙と翔ちゃんの様子を見ていた舞子さんが、
「ずっと翔ちゃんと一緒だと思ってた。翔ちゃんと神教をつぐんだと思ってた。だが、隣にいるのは私でなくてもいいんだよな。霊感ないから普段役に立たないし。…じゃあ、いざってときにこの体を貸せればいい。年をとっても動ける体を作っておこう」
とか悩んで考えて決意してます。

今まで、こんなふうに過去のストーリー設定を持ち出して、今の彼らの心情・環境等を明確にストーリーに組み込んでこなかったことが最大の不満だったんですが(爆)
いやーー!!どうしたの?御大!…というくらいにブラボーですwww
こうでなきゃ、話は面白くないよね!
読者が見たいのは、キャラの心情や成長具合、心理の変化の過程とかなんだしさ。
あと、メインキャラの関係性の変化とかも。

そういう意味では、今後を期待したいところです。

さて、最後に剣翔派な話。
ストーリー設定分析上、ここで白妙が退場っつーことは、少なくとも当分出てこないとみた。
もしかしたら、忘れた頃に「助けに来たよ、姫。僕はもう大丈夫」とか言って再出演でもしそうだけど;
結局、白妙と別れる間際まで、翔ちゃんが「恋する女の子」の顔ではなかったので、そこんところを補完して頂きたい。「ほんとに好きだったのかわからない」とかさ。
そして完全に白妙は戻って来ない方向で、剣持さんと心の距離縮めたらいいと思うよwww
少なくとも(剣翔的に)邪魔者は消えた。ここからが勝負だ!wwww

…とか、淡い期待をしてみるw

しかし、こうなると辰王の「そいつはやめとけ。死ぬ」のアドバイスwwは無意味そのものでしたね;
自分の意思でやめてないし、待つ姿勢バリバリだし。
辰王が可哀そうになってきた(爆)

まあでも、しばらく恋愛らしい恋愛は混ぜないで、恋愛未満の距離の縮め方を進めてくれたらいいと思いますわ。剣翔も近舞も。