今月のカルラ(2013年7月号)

はい、お待たせしましたのレビューです。

実はコレ書いてる暇なぞない状態なのですが、

いつ書くの!?

今でしょ!

…などという、流行りのネタも交えつつ。
ざっくりざっくりと、ネタばれ含みながら、今月も参りたいと思います。

というわけで、今月から新章開始のカルラです。

今月号は、新章のストーリーらしいストーリーがないっつーかほとんど進んでないので、どう書いたものか、なんですが。
つーか、剣翔・近舞カプファンは

叫ぶしかない

一作となっております。

さて、舞台は現代にもどり、入院中の翔ちゃんから始まります。
一言主の大神が出てくる夢をみる翔ちゃん。
非常に暗示的です。

病院で剣持さんが翔ちゃんを診察(?)。その脇には近江と舞子が様子を見守っています。
もう大丈夫、と剣持さんの太鼓判。
翔ちゃんが回復するまでの間、剣持さんはずっと奈良に滞在してた模様で、そのことをわびる翔ちゃん。
しかし、剣持さんは色々と見て回ってたから大丈夫、と。
そして、あとは葛城の一言主神社に行きたいという。
一言主の夢を見た翔ちゃんは、その言葉をきいて、一緒に行きたいと申し出る。
しかし、電車はまだきついのでは、と近江が言うが、なんと

剣持さん、免許持ってた!

剣持さん曰く、ペーパーということだけど、じゃあいつもニッシーに運転させてないで、たまには運転したらいいのに(爆)

…てことで、翔ちゃんが退院してから車でドライブしようということに。

そんな話の最中、翔ちゃんの携帯に白妙からメールが。

白妙は治療を始める日が決まって不安らしい。
翔ちゃんには言えないが、体がうまく動かないのをカバーしていた力が、上手く動くようになったらどうなるのか、と。姫を守る騎士でいられるのか、と。
つーか、騎士だったのか、白妙(爆)

そんな白妙をなだめすかしてさっさと寝なさいと返信する翔ちゃん。

そんなメールのやりとりを知るわけがないのですが。
「じゃあ今日は帰ります」と近江・舞子と共に病室を後にする時の、翔ちゃんを見つめる剣持さんの目がやたら愛しげ…。
一体何が!?
「おにいちゃん」(前回)効果!?

さて、翔ちゃんが退院した翌日。
約束のドライブです。

剣持「では参りましょうか、姫」
翔子「その呼び方止めてください」

…白妙とはしょっちゅうやってるやりとりなんですが、なぜ剣持さんがやると妙にスマートなんだろうw
ひいき目だとは思うんだけど、剣持さんがやると｢仲がいいからできるいたずら」っぽい。
白妙がやると一方的っぽいのに;

そして近江と舞子はバイク。

近江「いや、舞子がバイクがいいっていうから」
舞子「うそ偽りなく、その通り」
(枠外)「決してその車にのりたくないわけではありません」

ってことなんだけど…。
うん、普通に考えたら、ペーパーの車は怖いよね。なんぼ「いざとなったら運転の上手い霊でも憑けます」と剣持さんが言ってても、コワイのわかるんだけどさ。
舞子さん、それで言うなら

翔ちゃんは見殺しですか(爆)

しかし、剣翔的には、もう一方の解釈ができる。

え、なに、この二人(近舞)は剣翔推奨なの!?

っていう…。
だって、言い訳してる時の顔が、妙にニヤニヤしてて、決して車がコワイって感じではないんだもの;
舞ちゃん、アナタ白翔賛成みたいな態度してたけど、実は翔ちゃんを慮ってフリしてただけなの!?

さて、そんなわけで、剣翔組と近舞組は一言主神社で待ち合わせることに。

車中、翔ちゃんがふと

「あ、おにいちゃん、質問」

と…。“おにいちゃん”連発ですw
剣持さんは

「? なんです。　姫のお返しですか」

と、ちょっと怪訝w
でも、翔ちゃんはスルっと

「奈良の風水の話」

と流します。
…ここ、翔ちゃんて小悪魔だなー、と思うのは私だけですか?(爆)

さて、その話は本誌を呼んで頂くとして(爆)
その話をきっかけに、桜井茶臼山古墳にちょっと寄り道することになります。
ここを登りながら、剣持さんが風水の説明をするのですが。
そこんとこも割愛しますが。

古墳を上りながら、剣持さんが翔ちゃんの手を引いたり!
しかも、翔ちゃんがちょっとほほを赤らめたり!!

下る時に勢いがついて止まらない

翔ちゃんを、ふわりと剣持さんが

受け止めたり!!!

またさらに翔ちゃんが顔を赤らめたり!!

してるんですよーー!!!!!!

ナニコレ、ただの

デートじゃないか!!!!!

余談ですが、このシーンあたりの剣持さんの顔がとてつもなく綺麗です。
翔ちゃんもなんか顔が可愛いし。
絵、若干変わった気がします。

さて、ここで本来のストーリー部分に入ります。
今回は、実は阿修羅神道が相手のようです。
あの3人組の本来の体の状態で出てきます。
その長っぽい人と話してますが…この長、人外っぽいんですが、あとで変身したりしませんかw

そしてこの人たち、剣持さんにかけられたやっかいな呪いを解く方法を考えてます。
どうにも八方塞がりの様子。
そこで、一人が
「こういう時は葛城だ」
と一言主神社へ出かけます。
…多分、どれが誰、ってのはわかるのですが、この時点では名前は出てないので、あえて書いてません。

悪言も一言
善言も一言

迷っている自分の心から、一つの言葉を導き出す
託宣の神、一言主!

…という台詞を呟いてるのですが、こう書くと戦隊ものかアニメの決め台詞のようww
これをここに書きだすのも、伏線だからですw

さて、そんな阿修羅神道の一人が、呪いを解くためのヒントをもらうべく一言主に祈ると、なんと見知らぬジジババ達にいきなり襲われます。
…敵が多いらしいです、阿修羅神道。

一方、近舞達は先に一言主神社に着いて、剣翔を待っています。
翔ちゃんと携帯で連絡をとると、寄り道したから遅くなるとのこと。
先にお参りしてよう、ということになります。

参拝道脇、亀石という看板をみつけ、そのパワースポットで拝む近舞。
まず、舞子がおがみ、ふと浮かんだ一言が

近江君が好き

続いて、近江も拝みますが、同じくふと浮かんだ一言が

舞子が好きだ

…近舞ファンの皆さん、これだけ言ったらもう分かるでしょう?
ごちゃごちゃ言わず、本誌を読むといい!!!
この微妙な空気感は、本誌で楽しむのをお薦めしますw

そして、｢(参拝場所の)中…狭いね…」と自分の気持ちごと誤魔化してる近江に対して、

「あの…あたし…中で…なんか急に…」

と、　浮かんだ言葉をそのまま言い出そうとする舞子さん;
直感的で猪突猛進すぎるのもどうかと思うぞ!(爆)
しかし、そこで言えば確実にカップル成立だったんですが…。
先程、襲われた阿修羅神道の一人が逃げて、近舞達の元へ。
…近江の顔が、ちょっと「チッ」ってなってますw

阿修羅神道(以下アシュラ)は、子供の姿なので、彼は二人を認識しましたがぜ゛、近舞にはわからない。わからないのをいいことに、助けを求めます。
そして、何者かわからないヤツらを相手に戦闘開始。

一方、一言主神社に向かう剣翔。
以下、翔ちゃんのモノローグ。

やだなあ…
さっき、剣持さんにドキドキしちゃった…
(ふわりと抱きとめた件)

いけない、いけない
白妙は今、病院でガンバッてるのに…

あれ?

あたし

白妙にときめいたことってあったっけ…


どるぇああああぁぁああああ!!!!????

最後の最後で、爆弾投下ですよ!!!
翔ちゃんが、翔ちゃんが自分の本心に気づいたああぁぁぁぁ!!!!
なんすか、やっぱり白妙はかませ犬だったんですか!
てか、｢恋してるように見えない」はほんとに伏線だったんですか!!
コミックスの人物紹介の｢恋人」も伏線だったというのですか!!!!

…いつかこの日が来ればいいな、とは夢想しましたよ。
妄想もしましたよ。
でも、剣翔はずーっとずーっとそんな色気もなくここまで来て、白妙推しがすごかったので、もはやそれは一縷の望みでしかなかったんですが…。

剣翔カプ成立キタコレ

何がおきたの?
カルラはもう終わるの?
ほら、御大は別作品で昔、「くっついちまった主人公なんざ読者様はみたかねーんだ」みたいなこと書いてましたし?しかもそれ、そこからすぐ終わったし!

さすが、ミステリーを歌いながらも少女漫画、姉妹の恋愛を一気に押し進めてきましたね!

…カルラ、完結の予感がぬぐえません(爆)

今後がめっちゃ気になります…。

さて、今回の連載は、次号は続けての掲載のようです。
でも、表紙のアオリが｢2号連続掲載」だったので、3話以降はまた隔月なのかしら;

ところで、6/14には、少年陰陽師編の3巻と新・カルラ舞うの新装版3巻が同時発売だそうで。
しかも、少年陰陽師編は完結記念で、サイン入り直筆原稿プレゼントだとか。
応募はボニータ本誌も必要なので、欲しい方は両方買いましょうw

応募しなくても、剣翔・近舞ファンは今月号買うのをお薦めしますw
コミックスでまたどんな改変されるかわからないしね!(爆)

あ、あと一つ。新・カルラ舞う新装版、各巻数ページずつの連載始まってるのご存知ですか?
2巻を除いて、全巻揃えると話がわかるという…。
澪っぽいのが出てるんですけど、これもどうなるんでしょうかね?