今月のカルラ(2013年10月号)

はいどうも!　今月は早めのレビューです。

金曜発売で、発売日に買いに行けるとレビューも早くできていいですな。

それでは、いつも通りのネタばれ満載ですので、ご了承くださいませ。

さて、話は華茉(はるま=当麻)が体育座りで考え混んでいるところから始まります。
要約すると

｢人を呪えない呪いウゼ―。死繰人死ねばいいのに」

ってところですか。死ねばいい、っていうより殺したい、ですが。
そこに、鵤が襲われたという一報が。

さて、その鵤。
相変わらずくっついてきた近江と舞子と共に、高天彦神社へ。
近江たちに色々と質問されてますが、鵤は誤魔化すのに子供のフリして「よくわからない」と言いますが…

「後鬼仙道につらなる土蜘蛛衆っていってたよ。つらなるってなんだろう…」

って…、鵤、それはいくらなんでも苦しいよ(爆)
後鬼仙道が何か、ならともかく、「つらなる」が言葉としてわからない(フリ)とかw

さて、後鬼仙道と言えば、熊野編ですね。
彼らは、新たしい世界を作るだのなんだの言って、人口を減らそうとしてカルラ軍団に粛清?されてたわけですが。
この土蜘蛛衆ってのも、自然壊すなだの原発反対だの叫んでる団体のようです。
で、その教祖を阿修羅神道が依頼を受けて呪殺。
アシュラはその残党に命を狙われている模様。

ところで、鵤が神社巡りをしてる理由――呪いを消す方法を探っているわけですが。
一言主神社と高鴨神社から得た答えは、高天彦神社へ行け、というもの。
…一言主とかで何か神託を受けた感があったから、よほどのことかと思いきや、たらい回しされてただけだとは(爆)

で、高天彦神社では、自分をフラットな状態で見ることができる神社だそうで。
鵤はここで、死繰人から受けた呪いを説く方法を模索。
呪いそのものを切り分けて考えて見つけられたものの、それをどう切り離すかまではまだ答えが出ず…。

ぶっちゃけ、最初から高天彦神社だけでよかったんじゃね!?

そんで、呪いをみつけたら、一言主に行けばよかったんじゃね!?

命を狙われながらも、近舞をボディーガードに、神社巡りするだけの答えが得られてない様子が、なんとなく哀れw

さて、近舞が続けてお参りを終えた頃に、見計らったように土蜘蛛衆いらっしゃい。
メガネの10:0分け…というのかしら;　な髪型の兄ちゃんが、今後こそ死んでもらうよ、と。
そこで近舞がかばったら、

｢…どういうこと?　もしかして君達、その子と関わりない人達!?」

と、びっくり。
事態を説明しようとするものの、面倒になったのか、影分身で近舞に攻撃。2人がかわすと、影分身は紐で巻いた人形のようになって、近舞達にからみついて拘束。
邪魔ものがいなくなったところで、再び鵤が襲われる。

鵤ピーンチ!!

しかし、そこへ華茉(当麻)達が助けに!

鵤「あっ!　お兄ちゃん!」

狭竹(と思われる人物)「(何がお兄ちゃんだ…)」

絶対絶命のピンチであったにもかかわらず、とっさに誤魔化せる鵤くん、けっこうやりますなw

そして、アシュラと土蜘蛛衆の戦闘。
華茉が変幻の全段階｢合気」というもので敵を倒します。
気を合わせて、自分の動きと同じ動きをさせるもののようです。

それを見た舞子さん。分が悪いと思った土蜘蛛衆が撤退し、華茉に拘束をといてもらうと、早速

「あれは何をやったの?合気?どうやるの?wktk」

と教えを請おうとしてる;
舞ちゃんは、武術オタだよね…。
知らない技は興味津々。敵でも何でも関係ないw
もっとも、舞子さんは彼らがアシュラで敵だなんて思ってないんですが。

そして、そんな様子を見た近江は、ちょっとジェラシーな表情w

この華茉が、近江と変幻して舞子さんにチューしやがった奴なんで、これから近舞は一波乱ありそうですね。
いいぞ、もっとや(ry

さて、一方の剣持さんと翔子さん。
高鴨から車で移動中。
翔ちゃんが、高鴨で鳴海を思い出したと剣持さんに言うと、

｢悲しい事件でしたね…。」

…前にも別の事件でそう言ってなかったっけ?
剣持さん何の事件でもそう言うんじゃなかろうか(爆)

そして、｢空」の説明をしながら、剣翔も高天彦神社へ。
剣持さんが高天彦神社を解説しながらお参りを…

ってオイ!!

剣翔と近舞、どれだけタイムラグがあるんですか。
近舞の高天彦神社での様子を見たら、ここで追いついてもおかしくないでしょう。
てか、合気をならっててもおかしくないじゃないですか。時間的に。
しかも、あれだけ戦闘があったんだから、
｢場の気が乱れてる」
とか言って、戦闘があったことも気づいてもおかしくないじゃないですかー。

もう、近舞と剣翔は別次元に居るんじゃないの(爆)

余談ですが、近舞が来た時は｢高天彦」は「たかあまひこ」、剣翔が来た時は「たかまひこ」と、台詞にルビふってあったんですが、どっちが正しいんだね;

まあ、つっこみはこのへんにして、閑話休題。

翔ちゃんがお参りすると、彼女の胸には、彼女が深く関わってきた人達がパノラマ視されていきます。

舞ちゃん
両親
ばあちゃん
白妙
鳴海
辰王…

辰王!?

正直、コレびっくりでした。
妄想上では辰翔とか、そこまでいかなくても、辰王と翔子はどこか近くて遠い心の関係、みたいな話もありましたが、原作できちっと出してくるとは;
妄想では、辰王→翔子の側面が強かったんですが、翔子的にもなんらかの情があったんすね。

話は戻りますが。

辰王の後、翔ちゃんのパノラマ視には、泣く横顔の司坊が!!

｢(誰…この男の子)」

そう思った時に、パノラマ視終了。
剣持さんが

「どうしたんです?」

と話しかけると、翔ちゃんは

「わからないんです。ただ、なぜか涙が・・・」

とぽろぽろと泣いてます。


おおおお、キタコレ!!
ようやっと、翔ちゃんが｢お兄ちゃん」を思い出すきっかけが出てきましたな!
さあ、ここからが・・・と思ったら以下次号ですってよ、奥さん…。
今月号、46Pもあったのに、自分が剣翔の展開を期待してたからか、18Pくらいで終わった感覚;
正直、肩透かし。剣翔は進んだようで進んでないですし。
まあ、そろそろ本筋動かさなきゃならない頃ではあるので、構成としては当然と思ってますが。

しかし、ラストページで、泣く翔ちゃんを流し目wで見る剣持さんの表情が、どうも意味ありげに見えて仕方ないです;
剣持さん、分かっててココ連れてきたちゃうん!?
思い出すかもと思って連れてきてない!?
ほんとは思い出してほしいの!? 
・・・と思ってしまう表情です。
剣持さんのキャラからいって、そんなことはないと思うんですがね―。
少年陰陽師編冒頭で、｢忘れてるならいいです」って言ってたくだりのところも、｢忘れてる」ことを確認したと思えなくはないですし。

次号はまた2ヵ月後の12月号。
さて、次は翔ちゃんの心情がもっと進むでしょうか!?