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お待たせいたしました!
無事、部屋に新しいクーラー(高かった…。しばらく凹むくらい高かった…!!)もついて、設置工事のために動かしてた家具も元に戻して掃除して、やっとこレビュー書ける状態になりました。

前回の記事に拍手やコメント下さった方、ありがとうこざいましたー!


といったところで、お待ちかねの今月のレビューでございます。

毎度のことながら、ネタばれ満載ですので、ご了承くださいませ。




拍手[13回]





さて、今月号は、近舞の方から始まってます。
先月号で「助けられた」子供は交野―本名・鵤(いかる)。

鵤は、自分を助けるために戦っている近江と舞子をしり目に、タクシーで逃げだします。
そして、次は高鴨神社へ。

鵤は舞子達をもまいたつまりでいたのですが、なんと、バイクで追いかける近江と舞子。
舞子さん、ほっとけなかった様子。
近江は、余計なことに首をつっこみたくないようですw

一方、一言主神社に向かっていた剣持と翔子。
翔ちゃんが舞ちゃんと電話してますが、舞子さん、どうやら半端な説明しかしてない様子。

翔子「タクシー追うから会えないって、舞ちゃん達。何の事だか…私達どうすればいいんでしょう」

剣持「さあ。じゃあまた寄り道をしましょうか」

…とデート続行。

ちょっと待てぃ!!

「地球の裏側にいても舞子のことはわかります」だったんじゃないのかと!
明らかに電話の内容が不審じゃないか―!
遠見しようとか思ないのか、と。

二人は葛城山のロープウエーに乗って、葛城天神社へ。
入鹿がなぜ殺されたのかーとか八佾の舞がうんたらーと相変わらず歴史の話。

で、なぜ山の上に来たかっつったら、食事に来たと。

剣持さん、色気のない話をしながらも、エスコートがスマートすぎる…。

その後は、ススキ野原?を散歩しながら話の続きw

そして、話は「空」について。
翔ちゃんの「どんなものなんですか?」という質問に、「実際、体験してみてください」と剣持さんが、翔ちゃんと向かい合わせに座り、

「私の左目をじっと見てください」

と・・・・。

見つめ合いですよ、コレw

この時の剣持さんの顔が、まーーー綺麗。

そうして見つめていると、やがて、翔ちゃんの目には何も見えなくなって白い空間に…。

「うわっ」

と、思わずよろけて、少し剣持さんにもたれかかる翔ちゃん。
剣持さん曰く、この「周りが白くなっていって何もない“場”が空」だと。
白妙の白い空間は、異世界で違うそうな。

そんなこんなで蘇我のことをとうとうと語りながら、また別の神社を回りましょうと車へ。

一方、高鴨神社に着いた鵤と近江・舞子。

鵤は二人をウザいと思いながらも、わざとらしく
「あー、さっきのお兄さんお姉さん。お礼も言わずに逃げ出してしまって失礼しました」
と社交辞令。
近舞には、「危ないからさっさと帰れ」と言われたものの、爺さんの代参で神社を回っていると説明。

そして、鵤はお参りに。

この高鴨神社。事代主もまつっていて、問題のヒントになる象徴的な出来事を思い浮かばせる神ですと。

鵤は何かを得た様子。

そして近舞がお参り。
二人の中には、これまでのお互いの関係のシーンが走馬灯のように流れてます。
そして改めて、お互い、それぞれ相手が好きだと再確認してます。

近江「舞子…」
舞子「うん」
近江「囲まれてるな」
舞子「そうだね」

舞子「でも近江君と一緒なら、何人いても怖くない」(ポッ/頬染め)

このシーン…。
文字で書くといいシーンです。いいシーンなんですけども!

頬染めはいらない

長年近舞ファンやってて、何十冊と妄想二次本出してきて、ようやっと春を感じられる展開です。
なんですが、「共闘」という関係・感情は崩してほしくないのですよ、私。
ここで、

舞子「でも近江君と一緒なら、何人いても怖くない」(キリッ)

だったら、そりゃもう手放しで萌えますがw
頬染められちゃうとさあ…なんというかこう、一言で言えばチープ。

役にも立たないヒロインが、死地に赴くヒーローに「私も行く」とタダをこね、「お前を危険な目には(ry」と言われて返した言葉

ぐらいにチープ…。

舞子さんがね。恋に目覚めて乙女になりすぎですよ。
恋に目覚めても、舞子クオリティーは変わらないと思うんですけどね、私。

近江が変幻かけられて、中身が入れ替わったままチューしちゃったアレはどうも伏線としてまだ生きてるようなので、ここでもういっちょ一波乱二波乱くらいあって、すれ違ってお互いに気持ちを伝えあえないまま、やきもきさせてくれてもいいくらいです(爆)

そうじゃなくても、せめて “恥ずかしすぎて、素直になれなくて、思わず近江をぶん殴っちゃった” くらいの舞子さんが見たいです…。


…話をあらすじに戻しましょう。

さて、「囲まれてる」まで言ったわけですが。
またしても鵤が、さっきの人達に襲われる→近舞が助ける、の流れ。

そこに土蜘蛛現る。

「土蜘蛛」っつーても、旧奈良編の土蜘蛛ではなく、まんま蜘蛛の化けもの。
舞子さんは見えないんで、近江が指示を出して、絶妙のコンビネーションで砕破。

土蜘蛛がやられたら、襲ってきた人達も退散。
ずっと省略してましたが、車に乗って鵤を追いかけながら指示を出していた怪しいメガネの九一分けの男も退散。

ここでまた、話が剣翔に戻ります。

ススキ野原でのことを思い出してポケーっとしてる翔ちゃん。
ふと、砕破が使われたことに気づき、高鴨神社に向かいます。

しかし、到着しても、もう事は済んだ後。
携帯も通じない。
そして剣持さんが一言。

「せっかくだからお参りしましょうか」

…ねぇ、何で今回、この人たちはこんなにのんきなの??
なんぼ若い二人(近舞)だとはいえ、何もなくて無意味に砕破なんて使わないじゃないですか。
翔ちゃんが「争ったあとがある」っつーてんだから、事件に巻き込まれた、とは考えませんか?
考えた上で、「ほっといても大丈夫」と考えてるのでしょうか。

…いやね、物語構成上、ここで高鴨神社で翔ちゃんがお参りすることに意味があるのはわかってる、わかってるけどさあ;
つっこまずにはいられないww

ということで、お参りした剣翔の二人。
翔ちゃんの心に浮かぶのは、当然まず白妙。
そして鳴海。

えええええええええええええええ!!!!!

ブログだったかチャットでだったかは忘れましたが、以前、「翔ちゃんにとって、白妙とつきあうのは鳴海への贖罪」というようなことを言いましたが、

ほんとにそういう展開なんだ!

いや、そういう“読み”をしている以上、そういう展開であるのがもっとも自然だと思ってるわけですが、まさかほんとにコレがくるとは思わなかった(爆)

カルラ仲間の友人曰く、「関係者および作者、ブログかチャット(か仲間内のBBS)見てない?」とww

コミックスの酒呪雑多などで、御大は「その回その回でどう面白くなるかだけを考えている。結果的に先に書いたことが伏線になってることもある」と仰ってましたが、白妙と付き合い始めて全く嬉しそうじゃない翔ちゃんてのは、やっぱり最初からこうだと考えてなければできないのではないのかと思うのですが。

だとすると、これまでのカルラのパターンからいって、白妙は死ぬか改心して去るかのキャラ位置だったのを、無理やり「翔ちゃんの恋人」という立場に据え置いたってのは、もう最初からかませ犬としてあった、とこういうわけですか(爆)

…ちょっとだけ、白妙に同情。
でも、翔ちゃんに自殺ほう助させようとしたことは許さんけどなw

さてはて、こうなると今後の展開がドキワクです。
少なくとも、翔ちゃんは白妙を鳴海にできなかったことをするために「代わり」として扱ってたということになるわけで、それに対する罪悪感とか、また白妙を切り捨てなきゃならないようになったら、どう切り捨てるのか、とか、そういうところが展開されると予測できるわけで。
それを乗り越えなきゃ、剣持×翔子も成り立たないわけですからね。

かなり面白くなってきましたw

でもって、姉が恋愛沙汰で苦悩してるんだから、妹も苦悩しようよw
姉はゴタゴタして、妹はあっさりとか、めっちゃつまらないからwww

だから近舞にも一波乱起こさせてください。大事なことなので2回(ry


さて、展開が盛り上がってきたところで、また隔月連載になる模様です。
次号は10月号…待ち遠しいです。







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