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前回の記事では、皆皆さまに暖かい拍手頂きまして、ありがとうございました。
なにげに、このブログの最多拍手数ですw ありがたや。

さて、皆さまお待ちかねの新号レビューです。
相変わらずネタばれ満載となりますので、ご注意くださいまし。

拍手[8回]


ということで。
今回のこの司坊のお話、なにげに「少年陰陽師」ってサブタイがついてたんですがw
この回はもう、安心して読んでいいのではないかと思います。
それくらい今月号も、ちゃんとつっこむべきところをつっこんできます。

さて、それではまずあらすじから各所感想へ。

冒頭は、1号空いたからか前回までのあらすじ。

話は、前回のことがひと落ち付きした瑠璃の家から始まります。
千景ばあちゃんが、
「呪いを返された術師は死んでいる。司はそれを知っているようだ。こんなことのために呼んだわけではないのだが、赤子が呼んでしまったのか」
と、司坊の心配をしています。
そして、司坊に「お前は悪いものを返しただけだ」と慰めの言葉をかけます。
司坊は、その千景ばあの心遣いを受けとめながらも、芯から納得しきれぬまま、「ハイ…」と静かに答えます。

このばあの優しさ!これがもうたまらんのです。
先人ゆえの気遣いと言うか。
逆に、ばあも若い時に、同じことで色々と悩んだんだろうなあと思える部分。
共通する感覚を持ちえるからこそ、司坊に安らぎを与える家庭でいられたんだろうなあと。

そして、瑠璃母に対して、後藤さんからの事情聴取開始。
しかし、瑠璃母は「この子は、初代様の生まれ変わりと思われて命を狙われているのでは…だとしたら、そんなことを部外者に話してもいいものか」と思案しています。
その時現れたのが、後に旧奈良編での教え長の“橘統括長”。
…教え長、橘さんって名前だったんですね。
そして橘さんは、この家の結界をはったのが司坊だと知って感嘆し、そしてニコニコと黙している。
瑠璃母が「今日はお引き取り願えませんか?」と皆を帰らせたわけですが。
この時ニコニコしてる橘さんがみょーに怖い。何を考えてるかわからない怖さ。
…と思ってたら、千景ばあが「あの男できるな・・・」と一言w
うん、そうだよね!やっぱりそうだよね!
…と、ばあの一言で自分の感覚が正しかったことを確認してしまった私w

さて、その時司坊は。
「宗教団体のごたごたなら関わりたくない。けど、おばあさんは仕事で関わってる。僕も手伝わなきゃいけないのかな…。もう呪いを返すのは嫌だ。僕の術で人が死ぬのは嫌だ」
と暗澹たる気持ちになっています。
そして、埼玉でそれを感応してしまう幼翔子。
舞ちゃんとのボール遊びにも身が入りません。
「またお兄ちゃんがつらそうなの。翔ちゃん、お兄ちゃんのおそばに行きたい…」
と漏らします。
そこで舞ちゃん、さくっと
「ふーん。じゃあ行こう」www
翔ちゃんが「ダメよ。ナラは遠いのよ」と言いますが、それでも幼舞子は
「舞ちゃん、知ってるよ。子供はデンシャただなんだよー。それで行こう!」
とドヤ顔www
「子供だけでデンシャ乗っちゃだめなのよー!」と翔ちゃんが止めるも、
「ヘイキよー」とあっけらかんw
しかしその時、「ダメ」と朝子ママが幼舞子の耳を引っ張って制止。
朝子ママ、結構体でモノ教えてますねwwww
とはいえ、実に舞子さんらしい幼い舞子さんですwwww

一方、梨香子様のお宅では。
玻璃母が、「この子は初代様の生まれ変わりではありませんの?そうでないならこんな子いらない」とか暴言吐いてます(爆)
梨香子様的には、初代の生まれ変わりかどうかは関係なく、玻璃が教え長になれればいいと考えている様子。
しかし、玻璃母は納得できないまま、プイと部屋を後に。
そこで、梨香子様は千景ばあの孫をさらうことと、瑠璃・ばあの二人の命を奪うことを手下に命じます。

そして入鹿の首塚前に来たカルラ軍団ご一行。
ここからはしばし、歴史と風水の考察説明が入りますが、割愛(爆)

さて、その話を聞いている時に、瑠璃の家に刺客が送られたことを察知する司坊。
とって引き返すご一行。
司坊は「あのおじさん(橘)に任せれば安心じゃなかったのか!?」と疑念を持ちます。

その時の瑠璃家。
台所で洗い物をしている瑠璃母。
瑠璃は「メッ!!ミジュ…メェッ!!」と母を制止しますが、母は「キッチンは入っちゃメッ」ととり合いません。

どーでもいいけど、そこで言われたとおりにキッチンへの境界線を越えない瑠璃が可愛すぎるww
そして、母に何かあると、すぐ「うにぃたん!」と司坊を呼ぶ瑠璃w
信頼篤すぎるwww

閑話休題。
そして、蛇口からの水が突然はじけ、なぜかそれで細かい切り傷を負う瑠璃母。
不思議に思いながらも、手当てをしていると、突然その切り傷が割れ、ぷくっと水疱?が…。
そう、それこそが水道管を通じた刺客の呪詛だったわけです。
そして、その水疱はさらに膨らみ、そこから歯を剥き出しにした口が開いた!
泣き叫ぶ瑠璃。

その一連を、瑠璃家に向かう車の中で感知していた司坊。
「結界の中にいるのはどうしたらいいんだろう」
と思案に暮れていると、剣持のばあちゃんの霊体が現れた。
それは千景ばあにも当然見えてまして、ここで千景ばあが
「司のばあさん…剣持玉緒」
とわざわざフルネームで考えていますw
とはいえ、剣持さんちのばあちゃんの名前がここで明らかになるとは!!
以後、玉緒ばあちゃんとしますw

そして玉緒ばあは、司坊に「決壊に入った術の気を探れ。近くに術者がいるはずだ」とアドバイスします。
そして、術者を見つける司坊。
そこですかさず「そいつを直接殺せ!」と高龗と闇龗を渡し、式を打てと促します。
そして、青ざめている司坊に、
「お前はもう二人殺しておる。人を殺すなど造作もなかろう。剣持の力を見せて見よ」
と言い放ちます。

玉緒ばあ、ひでえ;;;
いくら、裏の陰陽師のエリート育ててるとはいっても、司坊の気持ち丸無視。
しかし、これが千景ばあとの落差になって、いい味付けだなと思うわけです。
うん、千景ばあは確実に、司坊が自ら望まない限り、そんなことは絶対させない。
じゃあ、そこで誰がソレを促すかっていったら、玉緒ばあしかいないよね、確かに。
赤ん坊から、この玉緒ばあに育てられて、よくマトモな感覚で育ったなとは思うのですが;

司坊は、当然玉緒ばあの言うことを否定します。
「人を殺したくなんかない!!こんなことに関わりたくなんかない!人を殺す式なんて打てない!聞きたくない!!」
そう叫びます。
そして、その心の動揺に感応してる翔子は、ふらりと玄関に出てたたずみ、そして司坊の側にいけない自分を恨むかのように、しくしくと泣いているのです。

そして、瑠璃家とは別に送られた刺客が、千景ばあに化けて、翔子を連れ出して…

以下次号!!

今回はがっつりとした引きでしたが、なんすかね、毎号司坊と幼翔子の心の交わりをがっつり見せてくれるってのは、何かそういう縛りでもあるのかしらと思うほどw

もうね、玄関でたたずむ翔ちゃんの背中が切ない。切ないよ!!

しかし、拉致られ癖はこの頃からあったのか(爆)
千景ばあもさあ…。自分とこの孫が狙われてるのは分かりきってるんだから、家に対する結界だけじゃなくて、外に出た時に襲われることも考えた対策しようよ;


あ、最初の方で書き損ねたんですが、冒頭で事情聴取の時、司坊は瑠璃の相手しています。
瑠璃が完全に懐いてるのが可愛くてもうw
うにいたん、大好きすぎだろw
後に(前に?)、剣持さんが「私は子供に好かれるほうだと思ってたんですけどね」というようなことを言っていたと思うのですが、その台詞はここから来てたのだろうかw
だとしたら、剣持さん。貴方を慕う子供は多分、感応に長けた特殊なお子様だけだと思います(爆)
しかも、24~5歳の現在、心の奥底閉じて見せない貴方にはなかなか心を許しにくいのではないかと思いますよ…。


それにしても、今回はほぼあらすじになっちゃいました;
いや、感じるところは山ほどあるのです。
けど、それを消化して言葉に出来るほどには、まだその感覚を受け止めきれてないのです;
なんというか、色々と情報量が多すぎてw

色々と、過去の出来事や関係や名前が明らかになっていて、その一つ一つが萌えだったり妄想ネタだったりして、オーバーヒートしますw

今回の連載は、特に剣持さんの深部に切り込んでいますが、これ以上切り込んで読んで行くと私の心臓が持たないので、どこかでセーブかかってます(爆)
そのうち思い出したように語り出すかもしれません;

次号が待ち遠しいです。1カ月が長い!!

あ、そうそう。今回の「少年陰陽師」、5/16にコミックスが発売だそうです。
…めちゃめちゃ早くないか??1回休み入ってるのに、原稿足りるの??
6月号分まで入るのか(普通入らないですが)、ちょっと気になるところです。

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