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のっけからなんですが、
ちっさい箱はいいなあ…ッ!!
舞台が近い、というのもありますが、やっぱりアングラ芝居レベルの箱のほうが空気感が違っていいですよ。
生々しいというか、ライブ感があるというか。
あまりごたごたした、リアルな舞台装置を出来ない分、アイディア満載の舞台装置・演出が面白い。
透明なアクリル板の壁。それには地図のような背景のようないろんな絵が白ペンで描いてる。そしてその向こうには、小部屋が設置されていて、小道具がいろいろ置いてあるんです。
この小部屋、実は舞台裏をまるまる見せちゃってる演出。
芝居が始まる前に、役者さんが次々出てきて、ストレッチとかしてるw
そして、芝居が始まる時間になると、おもむろに壁の向こうから出てきて、小道具を舞台に設置して、準備が整うと------ライトが切り替わって、突如芝居が始まるのです。
では、細かいところの感想より先に、あらすじを紹介しましょう。
ある部屋で、ある男が目を覚ますと、記憶喪失になっていた。
どう頑張っても、何一つ思い出せない。
所持品から、名前と住所と生年月日はわかったが、そこまでだ。
すると、電話が突然鳴り響く。それは借金の返済の催促。
電話に追いつめられた彼は、持病の心臓病の発作を起こし、死亡する。
暗転。
次に目を覚ました時、男は独房に入っていた。
男は無差別殺人を起こした死刑囚だった。
どうやら、「俺」は死ぬと誰かの身体に入り込み、のっとってしまうらしい、ということに男は気づいた。
そこで、死刑囚の支援者と名乗る団体に、あるサイトを作ってくれと頼む。
もし、また生まれ変わって誰かの身体に入った時、そのサイトにアクセスして、設定したパスワード「SAKURA」を入れられれば、自分は生まれ変わっている証拠になると考えたのだ。
はたして、男は絶命する。
そして次に気がついた時は、自殺中の男の体だった。
正しくは、60階のビルから飛び降りてる最中の男の身体。
彼は、超人的とも言える集中力でもって、落下するまでの間に携帯でサイトを確認する。
そして、自分は「死ぬと誰かの身体を乗っ取って生まれ変わる」ことを確信して…絶命。
その次は、自作自演で誘拐事件を起こしている男。
ずっと他者に乗り移ってきた彼は、もはや信じられるものは金しかないと思った。
そして、今乗り移った男は、やたらと偉そうな肩書を持った名刺ばかり持っている。
そこで、誘拐されたことにして身代金をせしめようと思ったのだ。
しかし、その体の持ち主は実は詐欺師だった。
つかまりそうになった警察から逃げたところで、ガス爆発に巻き込まれて絶命。
次は金貸しのやくざの身体。
部下に「こっそり家に忍び込んで、権利書のひとつも盗ってこい!相手がどうなろうが知ったことか!!」と追いたてる。
ここで、男は取り立てている相手を見て、あることを思い出す。
その相手は、自分の介護費用に借り入れた「さくら」という老女。
そして、その「さくら」こそ、自分の妻だと。
妻の介護をしていたが、無理がたたって、妻を残して死んでしまった。
そして気づく。その妻をさらに追い込むようなことを、たった今してしまったと。
慌てて、部下に電話をかけるが通じない。
そこで男は妻を助けにいこうとするが、その金貸しに恨みを持つ別の男に命を狙われ、行く手を阻まれる。
そして男は気づく。
自分は、あと少しで命が尽きる人の、「あと少しの命」をもらって生まれ変わっているだけなんだと。
そして、自分に銃口を向けている男―――この男も命の残りがわずかであり、自分を殺せばその男に乗り移るだろう、と。
そして、予想通りの事態になる。
自分を殺した男に乗り移った「彼」は、妻の元に走る。走る。走る。
そしてやっとたどり着いた先にいた妻は―――もう亡くなっていた。
そっと妻に寄り添って、そしてやっと彼も永遠の眠りについた。
…と、まあ大体こんな感じです。
単純明快な話ですね。方向性としては、世にも奇妙な物語っぽい感じ。
で、次々と暗転するので、「出演者が入れ替わり立ち替わり舞台設置を変える」のが、いい間となっています。
そこまでの話をいったんリセット&整理できるというか。
それでですね。今回、「これが上手い役者を観る醍醐味だな」と思ったのが、淡々と舞台設置してた次の瞬間、パッと役に入って表情が変わる、というところですね。
この、一瞬。これで観てる方はハッとするわけですよ。そして、一気に舞台に入り込むわけですよ。
これを間近で見られるのが、小さい箱のいいところですww
さて、この舞台。役者は基本的に2人で回しています。
だからといって、対象人物が変わるごとに役者が入れ替わるわけではないんです。
一生→一生→田辺→田辺→一生、みたいに、観客が「すべての人物を一生くんが演るのか」と思ったところでチェンジされます。
さらに、「一生くんの出番は終わりか?」と思ったところで、一生くんに戻る。
こーいう演出が、飽きさせなくていいと思うですよ。
一生ファンとしては、全て一生くんでもいいところですが、舞台のバランスとしては、やっぱり役者が入れ替わった方が面白みが出ます。
登場人物の中身は一緒。でも演者が変わるところで、キャラの心理状態の変化を表現し、かつ最後は二人の人物が入れ替わる。
複雑なのに、混乱は全くしない。つまりは、演者が同じキャライメージを持っていなければ成立しないところだと思います。
これはなかなか難しいことだと思うぞw
随所に散らばる演出もかなりいいです。
細かすぎて書いたらキリがないほど(爆)
あとですねぇ。
これは一生ファンサービスか!?と思うような演出。
一番最初に目覚めた時に、自分が誰かわからないので、自分の身体をなでて確認してるんですが。
Tシャツまくりあげて腹見せ。
さらに、自分で自分の乳をもむ。
スウェットのゴムを広げて下半身を覗き込む。
…とか…。うん、腹筋、眼福でしたww
あと、基本的に喜劇というか、笑いを随所にちりばめているんですが。
もうねぇ。開演から4日目だからねぇ・・・。
多分、リピーターか複数日分チケットとってるファンでいっぱいなんだよね。
だからね。
客が笑いどころで笑ってくれないわけですよ…。
「もう展開知ってますから」の空気。
こちとら初見なんで、笑いたいんですよ。
でも、そんな空気だと笑いたくても堪えちゃうんですよ。静かだから!!
たまらず吹きだしたら、釣られたように誰か吹き出してましたがww
つーか、何度も観てても、笑いどころでは笑ってあげて…。
観てて痛々しいのよ、ほんとに!!笑わせようとした間合いとってるのに、シーンとしてるって!!
一度笑うのが解禁になってからは、清々しいまでに大笑いしているお姉さんがいてなんか安心しましたww
正直、次の舞台のチケ取りで頭いっぱいで(取れましたが)、この舞台を楽しみにしとく隙もなかったのですが、逆に色々と期待かけすぎなかった分、存分に楽しめました。
もう一回観たいと思ったよ…。チケットとりゃよかったかと思ったわ(爆)
ちなみに、毎回トークショ―を開演後に行っていたのですが、観劇に来てた六角精児さん(一生くんと事務所一緒)が舞台にひっぱりあげられてましたw
これはラッキー回だったのかなww
開演前に観客から質問を募集し、トークショーでネタにしながら進行する形だったんですが、「最古の記憶はなんですか?」という質問に、一生くんは
「記憶はないけど、親からずっと言われてた話で、2才くらいの時に、それまでずーっと喋らなかったのに、いきなり『さーあ、おふろにはいりましょー!』と“文”を喋り出して驚いたと散々言われてましたw」
と答えてました。
かわいすぐるだろ、おいwww
色々と楽しゅうございましたよ。
一生君も楽しそうにいきいきと芝居してたし。
やっぱこの人、「普通の人」な役より、癖がある芝居や役のほうが観てて面白いわ、と再確認した次第です。
ちっさい箱はいいなあ…ッ!!
舞台が近い、というのもありますが、やっぱりアングラ芝居レベルの箱のほうが空気感が違っていいですよ。
生々しいというか、ライブ感があるというか。
あまりごたごたした、リアルな舞台装置を出来ない分、アイディア満載の舞台装置・演出が面白い。
透明なアクリル板の壁。それには地図のような背景のようないろんな絵が白ペンで描いてる。そしてその向こうには、小部屋が設置されていて、小道具がいろいろ置いてあるんです。
この小部屋、実は舞台裏をまるまる見せちゃってる演出。
芝居が始まる前に、役者さんが次々出てきて、ストレッチとかしてるw
そして、芝居が始まる時間になると、おもむろに壁の向こうから出てきて、小道具を舞台に設置して、準備が整うと------ライトが切り替わって、突如芝居が始まるのです。
では、細かいところの感想より先に、あらすじを紹介しましょう。
ある部屋で、ある男が目を覚ますと、記憶喪失になっていた。
どう頑張っても、何一つ思い出せない。
所持品から、名前と住所と生年月日はわかったが、そこまでだ。
すると、電話が突然鳴り響く。それは借金の返済の催促。
電話に追いつめられた彼は、持病の心臓病の発作を起こし、死亡する。
暗転。
次に目を覚ました時、男は独房に入っていた。
男は無差別殺人を起こした死刑囚だった。
どうやら、「俺」は死ぬと誰かの身体に入り込み、のっとってしまうらしい、ということに男は気づいた。
そこで、死刑囚の支援者と名乗る団体に、あるサイトを作ってくれと頼む。
もし、また生まれ変わって誰かの身体に入った時、そのサイトにアクセスして、設定したパスワード「SAKURA」を入れられれば、自分は生まれ変わっている証拠になると考えたのだ。
はたして、男は絶命する。
そして次に気がついた時は、自殺中の男の体だった。
正しくは、60階のビルから飛び降りてる最中の男の身体。
彼は、超人的とも言える集中力でもって、落下するまでの間に携帯でサイトを確認する。
そして、自分は「死ぬと誰かの身体を乗っ取って生まれ変わる」ことを確信して…絶命。
その次は、自作自演で誘拐事件を起こしている男。
ずっと他者に乗り移ってきた彼は、もはや信じられるものは金しかないと思った。
そして、今乗り移った男は、やたらと偉そうな肩書を持った名刺ばかり持っている。
そこで、誘拐されたことにして身代金をせしめようと思ったのだ。
しかし、その体の持ち主は実は詐欺師だった。
つかまりそうになった警察から逃げたところで、ガス爆発に巻き込まれて絶命。
次は金貸しのやくざの身体。
部下に「こっそり家に忍び込んで、権利書のひとつも盗ってこい!相手がどうなろうが知ったことか!!」と追いたてる。
ここで、男は取り立てている相手を見て、あることを思い出す。
その相手は、自分の介護費用に借り入れた「さくら」という老女。
そして、その「さくら」こそ、自分の妻だと。
妻の介護をしていたが、無理がたたって、妻を残して死んでしまった。
そして気づく。その妻をさらに追い込むようなことを、たった今してしまったと。
慌てて、部下に電話をかけるが通じない。
そこで男は妻を助けにいこうとするが、その金貸しに恨みを持つ別の男に命を狙われ、行く手を阻まれる。
そして男は気づく。
自分は、あと少しで命が尽きる人の、「あと少しの命」をもらって生まれ変わっているだけなんだと。
そして、自分に銃口を向けている男―――この男も命の残りがわずかであり、自分を殺せばその男に乗り移るだろう、と。
そして、予想通りの事態になる。
自分を殺した男に乗り移った「彼」は、妻の元に走る。走る。走る。
そしてやっとたどり着いた先にいた妻は―――もう亡くなっていた。
そっと妻に寄り添って、そしてやっと彼も永遠の眠りについた。
…と、まあ大体こんな感じです。
単純明快な話ですね。方向性としては、世にも奇妙な物語っぽい感じ。
で、次々と暗転するので、「出演者が入れ替わり立ち替わり舞台設置を変える」のが、いい間となっています。
そこまでの話をいったんリセット&整理できるというか。
それでですね。今回、「これが上手い役者を観る醍醐味だな」と思ったのが、淡々と舞台設置してた次の瞬間、パッと役に入って表情が変わる、というところですね。
この、一瞬。これで観てる方はハッとするわけですよ。そして、一気に舞台に入り込むわけですよ。
これを間近で見られるのが、小さい箱のいいところですww
さて、この舞台。役者は基本的に2人で回しています。
だからといって、対象人物が変わるごとに役者が入れ替わるわけではないんです。
一生→一生→田辺→田辺→一生、みたいに、観客が「すべての人物を一生くんが演るのか」と思ったところでチェンジされます。
さらに、「一生くんの出番は終わりか?」と思ったところで、一生くんに戻る。
こーいう演出が、飽きさせなくていいと思うですよ。
一生ファンとしては、全て一生くんでもいいところですが、舞台のバランスとしては、やっぱり役者が入れ替わった方が面白みが出ます。
登場人物の中身は一緒。でも演者が変わるところで、キャラの心理状態の変化を表現し、かつ最後は二人の人物が入れ替わる。
複雑なのに、混乱は全くしない。つまりは、演者が同じキャライメージを持っていなければ成立しないところだと思います。
これはなかなか難しいことだと思うぞw
随所に散らばる演出もかなりいいです。
細かすぎて書いたらキリがないほど(爆)
あとですねぇ。
これは一生ファンサービスか!?と思うような演出。
一番最初に目覚めた時に、自分が誰かわからないので、自分の身体をなでて確認してるんですが。
Tシャツまくりあげて腹見せ。
さらに、自分で自分の乳をもむ。
スウェットのゴムを広げて下半身を覗き込む。
…とか…。うん、腹筋、眼福でしたww
あと、基本的に喜劇というか、笑いを随所にちりばめているんですが。
もうねぇ。開演から4日目だからねぇ・・・。
多分、リピーターか複数日分チケットとってるファンでいっぱいなんだよね。
だからね。
客が笑いどころで笑ってくれないわけですよ…。
「もう展開知ってますから」の空気。
こちとら初見なんで、笑いたいんですよ。
でも、そんな空気だと笑いたくても堪えちゃうんですよ。静かだから!!
たまらず吹きだしたら、釣られたように誰か吹き出してましたがww
つーか、何度も観てても、笑いどころでは笑ってあげて…。
観てて痛々しいのよ、ほんとに!!笑わせようとした間合いとってるのに、シーンとしてるって!!
一度笑うのが解禁になってからは、清々しいまでに大笑いしているお姉さんがいてなんか安心しましたww
正直、次の舞台のチケ取りで頭いっぱいで(取れましたが)、この舞台を楽しみにしとく隙もなかったのですが、逆に色々と期待かけすぎなかった分、存分に楽しめました。
もう一回観たいと思ったよ…。チケットとりゃよかったかと思ったわ(爆)
ちなみに、毎回トークショ―を開演後に行っていたのですが、観劇に来てた六角精児さん(一生くんと事務所一緒)が舞台にひっぱりあげられてましたw
これはラッキー回だったのかなww
開演前に観客から質問を募集し、トークショーでネタにしながら進行する形だったんですが、「最古の記憶はなんですか?」という質問に、一生くんは
「記憶はないけど、親からずっと言われてた話で、2才くらいの時に、それまでずーっと喋らなかったのに、いきなり『さーあ、おふろにはいりましょー!』と“文”を喋り出して驚いたと散々言われてましたw」
と答えてました。
かわいすぐるだろ、おいwww
色々と楽しゅうございましたよ。
一生君も楽しそうにいきいきと芝居してたし。
やっぱこの人、「普通の人」な役より、癖がある芝居や役のほうが観てて面白いわ、と再確認した次第です。
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